寺内進が障害の疑いで減刑?懲役20年は妥当ではないとSNS激怒!
寺内進被告人(32歳)の刑が確定・検察の求刑30年に対し、弁護側は17年を求刑。
しかし、寺内被告人の幼少期に受けたPTSDなどの障害があるとして懲役20年の刑に確定しました。
この判決にSNSやネットは大荒れ。判決について追及していきます。
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寺内進が障害の疑いで極刑逃れ!幼少期に父親からの虐待でPTSD?
どう考えても「短い」と思わざる得ないこの事件の顛末。
辛くも、寺内進被告が否定していたストーカー規制法違反は認められました。
裁判長は殺人と傷害、銃刀法違反、ストーカー規制法違反の罪で
引用:FBS福岡放送
寺内被告に懲役20年の判決を言い渡しました。
この事件の刑の「減刑」とも思える処置は寺内被告人が過去に
父親からの身体的虐待でPTSDを発症しているということが加味されています。
弁護側の証人として臨床心理士が出廷し、被告の男は幼少期に受けた虐待などにより、ストレスに耐える力が弱かったと説明
臨床心理士は拘置所で寺内被告と11回面接し、犯罪心理の鑑定をするため8種類のテストを実施した結果として
「寺内被告は小学校時代から父親から身体的虐待を繰り返し受けた影響などで、ストレス耐性が弱い。PTSD=心的外傷後ストレス障害の疑いがある」
と証言。
引用:FBS福岡放送
しかし、この臨床心理士の説明とは逆行するように寺内進被告人は
地元でも有名な「ワル」として幅を利かせていたという報道もあります。
「彼のことを『実はマジメ』などといいように言うのは、寺内君や周囲の仲間から復讐されるのが怖いから。」
「あの子には私が知っているだけでも数々の非行歴がありますし、小さい頃から生粋のワルです」
教室で友達同士と歌を歌って盛り上がっていた息子が
『ただ気に食わなかったから』
というだけで殴られて……。
息子はケガをしたので親御さんと一緒にビールを1ケース持って謝罪に来ましたが、ビールを受け取ることはしませんでした。
親子揃ってこちらと目も合わせず、反省している様子がないのもありましたし、
寺内君は同級生たちからお金を巻き上げるなど恐喝まがいのことを繰り返しているのを知っていたので、今後かかわってまた何かされるのも嫌でしたから」
引用:集英社オンライン
この一連の話を聞くだけでも「父親から虐待を受けいた」という関連性が今回の川野美樹さんを殺害した件と薄い気がします。
たしかに女性を17回以上も包丁で滅多刺しにできるぐらいですから何かしらの精神疾患を患っていたのはわかりますが、果たしてそれが刑が緩和できるほどのものでしょうか?
精神鑑定の無意味さが浮き彫りになるような判断材料と言わざる得ません。
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寺内進はほんとうにPTSD?
厳しい臨床心理士の試験を潜り抜けてきた先生が言うのであれば寺内進被告人はPTSDなのでしょう。
ここでPTSDが果たして「猟奇的な衝動殺人」につながるのか?
調べてみました。
PTSDとは?
どうやら、PTSDが原因で直接的な殺人と関係はないようです。
PTSDとは、命の危険を感じたり、自分ではどうしようもない圧倒的な強い力に直面したりといった、
強い恐怖感を伴う体験をした人に起きやすい症状です。
PTSDは決して珍しいものではなく、精神医療においては「ありふれた」病気のひとつであると言えます。
引用:心の情報サイト
エモリー大学医学部で精神的外傷・不安障害回復プログラムのディレクターを務めるバーバラ・オラソフ・ロスバウム教授は、
USA Todayのインタビューに対し、PTSDが原因で
「過敏的になったり、攻撃的になる」
ことはあるが、殺人の原因にはならないと言う。
「PTSDから殺人への衝動が生まれるのではありません」
とバーク牧師。
「大勢の若者を可能な限り残虐になるよう訓練し、そのくせ帰還しても問題ないだろうと勝手に期待する。」
「若者にこういう仕打ちをしながら、彼らが助けを必要とするときに何もしてやらないのが問題なのです」
引用:AP通信
このことから寺内進被告人の殺人衝動は本来生まれ持った性根が川野美樹さんへの見当違いの怒りで暴走しただけのものということが分かります。
もともと強い殺意や攻撃性がある人間がPTSDになったことにより今回のような「残虐」極まりない事件を引き起こしたと考えるのが妥当。
寺内進被告人はPTSDであったかもしれませんが、殺人とはやはり切り離して考えるべきことだと考えることができます。
懲役20年に不服!SNSやネットの声
ストレス耐性が弱かったら自制できなくても仕方ない、人殺しても仕方ないってことですか?
トラウマ抱えたり、
心身疲弊してる人は世の中に大勢いる。
だから殺人しても仕方ない、、なんて事は絶対に無い。
その話が本当なら辛い人生だなとは思うけど、
それはそれ、これはこれ。
話を混同させてはダメよ。PTSDの人がそれを理由に犯罪を犯しても良いなら、世の中に出す訳にはいかないな。
わたしも親から虐待されていたけど人を殺めるなんて考えた事もない。
そんなの関係ないです。
あまりにも軽すぎる刑に多くの人間が「殺人罪」につてい疑問を持っています。
司法では「人を二人以上殺さないと死刑にはならない」という
【永山基準】というものが存在します。
永山基準とは?
1983年(昭和58年)7月8日に最高裁判所(大橋進裁判長)が連続射殺事件(1968年発生)の加害者である
被告人・永山則夫(事件当時19歳少年)
に対し、控訴審(東京高等裁判所)の無期懲役判決を破棄して審理を東京高裁へ差し戻す判決を言い渡した際に提示した傍論が由来で、
日本の最高裁判所が初めて詳細に明示した死刑適用基準である。
引用:Wikipedia
もはやこの基準は「意味がないもの」と考える司法関係者も多く、いまだにこの基準を採用している日本の司法に疑問をもつ人間も多いようです。
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寺内進が障害の疑いで減刑?懲役20年は妥当ではないとSNS激怒!まとめ
たった20年ほどで出所してしまう寺内進被告人。
20年後何を思い、そしてどんな償いをしていくのでしょうか?
人一人の命とさらにはその家族、娘、親戚に至るまで泥沼より深い絶望に叩き落としたことは言うまでもありません。
また、川野美樹さんの娘さんは学校に通えていないと言います。
殺害したのは一人でも多くの人間の幸せを奪いあまりにも身勝手な理由で裁判に挑みました。
川野美樹さんの家族の平安を祈るばかりです。